エフエム高知CMコピー大賞2023エフエム高知CMコピー大賞2023

グランプリ

アポロニア
歯科クリニック

女: ねぇ、私のどこが変わったかわかる?
男: えっと・・・髪型?
女: 違いまーす。
男: メイク?
女: ブブー。
男: ごめん、わかんないや。
女: 正解!それを言ってほしかったの。
男: へ??
NA: 気づかれないって嬉しい。
目立たない歯列矯正は、アポロニア歯科クリニック。

寸 評

医院として最も伝えたい目立たない歯列矯正を、初々しいカップルの会話で表現したかわいらしい作品。不安ながらも歯列矯正をした彼女が、冗談交じりに、でもちょっとドキドキしながら彼氏に本当に目立たないのか聞いているところが想像できて良い。改稿箇所が一切無くCMとして完成されている。

準グランプリ

百人力株式会社

40代女性: 久しぶりの帰省
70代母: ちょっと手ぇ貸して(土佐弁)
40代女性: と私の手を掴んで立ち上がる母。
階段も、お風呂も、寝室も、
この家には、私の手の代わりはない。
母も実家も歳をとる。
お家(いえ)のメンテナンスは、百人力株式会社。
SE: グツグツ、トントン(台所の音)
70代母: 今日、ごはん食べていきや(土佐弁)
40代女性: お家のメンテナンスは、百人力株式会社

寸 評

久しぶりに帰省した娘が、年老いた母を見てリフォームを決意する内容。「私の手の代わりはいない」というフレーズに住宅リフォームの必要性と母を思いやる気持ちを凝縮している。情緒とハードの両面から訴えかけてくる作品。

協賛社賞

大原質店

クイズ司会者: 問題!
SE: ジャン!チッ・チッ・チッ・・・
クイズ司会者: 父親のりんご10個を、子供3人で公平に分けるには?
男性: ん―――(少し考えて)
SE: ピンポン!
男性: りんご10個を売って、手にしたお金を三等分する!
SE: お―――(観覧者 感動の声)
BGM♪  
クイズ司会者: ん―――なるほど、その手がありましたね!
NA: 換金することで解決する課題があります。
生前整理、遺品整理は、大原質店にご相談を。
クイズ司会者: 正解!

寸 評

生前整理・遺品整理という終活を明るく楽しく伝えている作品。父親のりんごを子供達で分けあうという着想に、正にその手があったか!と感心させられる。

協賛社賞

協会けんぽ
高知支部

娘: もうほっといて!
父: 父さんはお前を思って
娘: 私の何が分かるの?自分のことも知らないのに!チッ(舌打ち)
男性: えっ!?(言葉にならないうろたえ)
娘: 血中脂質、肝機能、血糖値…自分の体のこと知ってる?
男性: …えっ…(言葉にならないうろたえ)
娘: 特定健診、受けようよ。ずっと元気でいて…(下線部:照れくさそうに)
NA: 知って安心、家族を守る、特定健診。
協会けんぽ高知支部

寸 評

日常的な父と娘の口喧嘩かと思いきや、最後に娘の優しさが伝わる作品。特に父親世代に伝えたいメッセージ「ずっと元気でいて…」を娘が告げる展開は見事である。

協賛社賞

高知ケーブルテレビ

兄: ママ!お味噌汁のネギつながってるよ?  
※小学生高学年〜中1生
妹: ワカメもつながってるよ?  
※小学生低学年
父: パパの眉毛もつながってるよ〜(ふざけた感じ)
家族: あはははは♪
母: そんな我が家はケーブルテレビにつながっています!
兄: 音楽!
妹: アニメ!
父: スポーツ!
母: つながるって、楽しい!
家族: 高知ケーブルテレビ!!

寸 評

「つながる」という事のみに力点を置いて考えられたかのような作品。不思議な世界感が耳を引く中毒性のあるコピーで、何故だかわからないけど、高知ケーブルテレビに繋がると楽しそうだと思わせる。

協賛社賞

高知県
知的障害者育成会

声1: 小さな手。
声2: 大きな手。
声3: 細い手。
声4: 太い手。
声5: 暖かい手。
声6: お母さんの手。
声7: ゴツゴツ
した手。
(この辺りから「○○の手」はBGMレベルに)

NA:たくさんの手をつないできました。
障害のあるなしに関わらず
みんなが手をつなぐ社会へ。
高知県知的障害者育成会
声8: 柔らかい手。
声9: もちもちの手。
声10: シワシワの手。
声11: 優しい手。
声12: 強そうな手。
声13: 幼い手。
声14: 大人の手。
声15: 白い手。
声16: 日焼けした手。

寸 評

多様な人たちが支えあうイメージが湧く作品。協賛社のCMであることを理解してもらう為、「障害のあるなしに関わらず…」というコメントをCM中ほどに持ってくることで、様々な手が意味するところが見えてくる。

協賛社賞

高知高等学院

SE: 学校のガヤ
母: 学校見学に行くと、明るい在校生。
うちの子も、ここならやって行けそう。
BGM♪: 前向きな音楽が薄くかかる〜
娘: お母さん、明日はお迎えいらないよ。
友達と帰るから。
母: 休む日もあるが、娘は今、前を向いている。
心配症の私も、前を向いている。
娘: 高知高等学院 (←明るく)

寸 評

様々な事情で高校生活をあきらめる子どもたちがいる。彼らに対して手を差し伸べる協賛社である高等学校の特徴を、娘を支える母親と前を向こうとする娘の姿で訴えることで強く印象に残った作品。

協賛社賞

高知事務機

(オフィス)
後輩: あれ。先輩、今日出社ですか?
先輩: リモートでもよかったんだけどね。
後輩: 僕もなんか来ちゃいました。
先輩: なんか来ちゃうよね、会社。
後輩: ですよね。
NA: ついつい来たくなる 心地よい仕事環境を。
高知事務機
社長: 私も来ちゃいました。
二人: え!?社長!!

寸 評

オフィス環境を提案する協賛社の特徴を先輩と後輩の掛け合いで進行する作品。最後に社長が登場することでオチが着く。シンプルだが分かりやすく微笑ましい作品。

協賛社賞

高知日産プリンス販売

娘: パパ、「げんき」のクルマ屋さんいきたい!
父: 「でんき」のクルマ屋さん、でしょ。
娘: ううん。店員さんが元気だから、「元気のクルマ屋さん」なんだよ。
NA: 電気のクルマと、元気がウリです。
こうちSDGs推進企業 高知日産プリンス販売。

寸 評

元気と電気を掛けた作品。シンプルだが協賛社のセールスポイントを分かりやすく取り入れている。

協賛社賞

ネッツトヨタ南国

女の子: 私、ぬいぐるみみたいなフワフワのクルマがいいな。
男の子: 僕はグミみたいなグニャグニャのクルマ。
大人: どうしてそんな「やわらかいクルマ」がいいの。
女の子: ぶつかっても怪我しないでしょ。
NA: 子どもと一緒に未来にワクワク「ネッツトヨタ南国」。

寸 評

未来のクルマに想いを馳せるワクワクしたCMコピーというお題に対して、空を飛ぶクルマやぶつからないクルマという作品が多く寄せられる中、ぶつかっても怪我しない柔らかいクルマという発想に驚いた。正に柔軟な発想で審査員をうならせた作品。このCMを聞く人を巻き込んで行く力のあるコピー。